件名 : Actuality Escape通信 vol.1 初めましてこんばんわ。BLUEです。 今日は大寒波。珍しく朝から雪が積もったきりです。 サムイヨサムイヨー 今年はインフルエンザが大流行の兆し。気をつけましょうね。 今日は木曜日。と言うことで当HP『Actuality Escape』更新日です☆ 本日更新されたところは ・ MainStory 第一章第四節までUP です。 --前回まで-- 春を運ぶ肌寒い嵐の中、引き寄せられるように現実世界から異世界へ来た、綾城澪・ 龍ノ城 琴菜・空原春日の三人。 見ず知らずの土地、見ず知らずの街で出逢った青年は三人に言う。 「……俺の名はルギネス。……俺が……お前達を呼んだ」 訳も分からず招かれた世界、新たなる時代への胎動、帰るための、決断。 「ようこそ、私たちの住まいへ!」 「打破するチカラがあるから、でしょう?」 「ルーが言ってたのって、あんたら?」 今は、留まる時。 --雪-- この国で、初めての雪。 昼間に騒ぎ疲れたのか春日は早々に熟睡態勢。 ふと、目が覚めた琴菜は隣の寝台に澪がいないのに気付いた。 窓から外を窺えば、しんしんと雪。音を雪が吸い取って、無音の世界。 純白の世界で、上を見上げたまま立ちつくす影を見つけて、部屋から忍び出た。 防寒具をつけていても身を切るような寒さ。さくさくと、雪を踏む音が昼間より大き く感じる。 足音のせいか、澪が振り返る。鈍感なのか、ずいぶんと薄着に見えるから、持ってき た上着を手渡す。 「……なにやってんの?」 「……星の間を、飛んでた……」 何のことかわからず、怪訝な顔をしていたのだろう。澪が目元だけで笑って、空を指 差した。 「空、見てろよ」 言われた通り、雪の降り止まない空を見上げる。 濃紺の夜空。街の灯りも遠くて、周囲を照らすのは雪灯り。 月も、星も見えない中で、白い粉雪が落ちてくる。 「……あ、」 どこまでも白い『星』が、耳元を通り過ぎた。空へ昇っていくのか、落ちていくの か。 「……な?」 空に吸い込まれそうになっていた琴菜に、満足げな澪の声がかかる。 東の空が白み始めた頃、空から帰ってきた二人は、結局の所、浮かれていたのだと顔 を見合わせて苦笑した。 次の日には二人とも、見事に風邪を風邪をひいたのは言うまでもなく。 Fin. このお知らせメールは『Actuality Escape』メニューページのメールフォームからお 申し込み頂いた方々へ、BCCにてグループ送信させて頂いています。もしご不要に なりましたら、下記メールアドレスまでご返信下さい。 またのご来場、お待ちしております♪ BLUEでした。 Site to :http://aces.s41.xrea.com/ Mail to :ae_website@hotmail.com